高知では各地の神社の夏祭礼に絵金やその弟子たち(=絵金派)の芝居絵屏風が飾られます。この夏祭礼の時期にあわせて、本展示を企画しました。展示するのは、浄瑠璃「釜淵双級巴(かまがぶちふたつどもえ)」を描いた絵馬提灯。大盗賊・石川五右衛門の一生を題材にした芝居です。
< 絵馬提灯(えまちょうちん)とは?>
芝居絵屏風と同じように神社の夏祭りに飾られたもので、箱型の木枠に絵を描いた和紙を貼り、中に入れたろうそくの光で鑑賞します。神社の参道や境内を彩る灯り取りともなり、「行燈絵」とも呼ばれます。
通常は祭りが終わると燃やされる消耗品であり、また薄い和紙で作られているために、現存している作品数は多くはありません。
- 2024年7月6日(土)~9月1日(日)
10:00~18:00(17:30入館締切) - アクトミュージアム
絵金派アートギャラリー - 入場料 一般 1000円、高校生以下500円、小学生未満無料
- 0887-56-1501
- https://www.actland.jp/museum/