山北棒踊り保存会

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浅上王子宮の秋季大祭(11月18日)に、高知県保護無形民俗文化財の指定(1963年)を受けている“棒踊り”を奉納しています。
12:00~ おなばれ(神輿行列)
13:30~ 浦安の舞 奉納
14:00~ 山北棒踊り 奉納
※山北棒踊りは、天候やおなばれの様子によって時間・内容等が変更になる可能性があります。

山北棒踊り保存会

  • 香南市香我美町山北4071
アクセス

車 / 高知東部自動車道「高知龍馬空港インター」より約20分
電車 / 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 「のいち駅」よりバス・徒歩で約20分

<みどころ>

白装束に青い襷(大将は紫)をかけた青年たちが、息の合った早わざで棒を打ち合う、「山北棒踊り」。
今から約300年前、領主の山内規重(のりしげ)は山北村に蟄居(ちっきょ)を命じられ、そこで家臣が暇つぶしに披露した棒術が始まりとされ、踊りというよりは武術に近く、真剣で気迫あふれる演技に圧倒されます。
また、軽わざがみごとな「車返し」や、酔漢を演じ笑いを誘う「酔うたんぼ」など、様々な表情の演目が脈々と受け継がれています。

息の合った気迫あふれる棒さばきに圧倒 「本棒(二十人棒)」・「小棒」

静寂につつまれた境内に木遣(きや)り節が響く中、山内家の家紋が入った白装束の青年20名が、長い棒を手にしながら颯爽と登場。
10名ずつ分かれて対峙し、「サイ、サイ」という掛け声に合わせて力強く棒を打ち合います。
棒は樫の木で長さは6尺(約1.8m)、重さは約1kgと非常に取り扱いが難しいもの。
陣形を整えながら、一糸乱れぬ連携で繰り出される棒術の数々は、迫力の中にも華々しさを感じます。

「本棒(二十人棒)」につづいて披露される「小棒」は、2人1組による演技。
面切り(かわきり)、ひし、つき、花、飛びの5通りの技が伝承されています。
棒を手に対峙する姿は、まさに真剣勝負そのもの。手に汗握る攻防が、目の前で繰り広げられます。

また、地元山北の小学生による「小棒」も披露されます。
息を合わせた演技の伝承が、地域の絆を深めています。

様々な表情を見せる演目に魅了 「車返し」・「棒返し」・「酔うたんぼ」

山北棒踊りでは、迫力のある棒術だけではなく、様々な技が伝承されています。
「車返し」は、2人1組で腰に固く結んだ襷をつかみ合い、「ホイショ」の掛け声に合わせて回転し、車が進んでいく技。
「棒返し」は、背中合わせの2人1組が1本の棒を頭上に持ち上げ、相手を背中越しに投げ飛ばしながら進んでいく技。
勢いにのって連続で回転ができると、一斉に拍手が巻き起こります。

「酔うたんぼ」は、その名の通り、お酒に酔った2人の青年による棒の打ち合いです。
酔っぱらっているとはいえ、その棒さばきは研ぎ澄まされたもの。
酒の入った一升瓶や、藁に包まれた鯖寿司を奪ったり、参拝客に酒を振る舞うなど、合間に見せるユーモラスな仕草もみどころです。
「どんなに酔っていても棒は打てる」と、回転したり飛び上がりながら棒を打ち合う様子は圧巻です。

みどころが溢れる浅上王子宮の秋祭り 「浦安の舞」・「獅子舞」

山北棒踊りが奉納される浅上王子宮の秋祭りでは、棒踊りの他にも様々な演目が披露されます。
地元山北の小学生の女児による「浦安の舞」や、ハナ(天狗)と獅子による「獅子舞」など、多様な伝統芸能を楽しめる祭りとなっています。

どれも息を合わせることが重要な芸能となっており、その伝承を通じた地域の一体感を垣間見ることができる祭りです。