江戸時代後期の郷士住宅を代表する建造物
安岡家住宅は文化4年(1807年)、時の当主が郷士株を譲り受けた後、代々郷士職を勤めた家柄で、末裔には土佐勤王の志士、覚之助・嘉助兄弟などがいた。広大な屋敷のほぼ中央に主屋、周囲に道具蔵,釜屋,米蔵がある。主屋は文政11年(1828)の建築で、他の建物も江戸時代末期までに建てられている。上質なつくりで意匠的にも優れ、四国地方の郷士住宅を代表する建造物として貴重であり、7年半かけた保存修理が2019年に完成し、江戸時代後期の姿が蘇っている。国指定重要文化財(指定日:2005年7月22日)
安岡家住宅
- 高知県香南市香我美町山北 安岡家住宅
- 0887ー54-2296 (香南市文化財センター 平日9:00~17:00)
- アクセス
JR高知駅から車で約40分
高知自動車道南国ICから車で約30分
高知龍馬空港から車で約20分
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線かがみ駅から車で約10分